暑い夏を過ぎ、秋は一年でもっとも落ち着いた季節。
夏の過ぎてゆく寂しさ、人恋しさを感じるこの季節の旅に
連れて行きたい9曲を厳選しました。
セプテンバー物語/児島未散
夏の終わりは「さよなら夏の日」や「夏の終わり」だけじゃない。
波乗りの思い出を振り切って開放的にリスタートするこの曲は
寂しげな海岸ドライブにも連れて行きたい一曲。
秋になっちゃった/CRAZY KEN BAND
夏好きピープルの思いを代弁し続けるクレイジー・ケン・バンドの秋曲。
アロハが着れなくなるのは本とツラいね〜・・雰囲気はアイズレー・ブラザーズに通じるサウンドで
眠れない夜に逗子〜七里ケ浜辺りを走り抜ける、さぁ休みをとるぞ。。
「夏」って言葉がこんなに出てくる曲も凄いですね。本当にケンさんは夏が好きなんですね。
休みの午後/森高千里
秋の空を眺めながら手紙の返事を書くシーンが美しい森高の名曲。
旅の途中、ふと、20代の頃にバカになるまではしゃいだ友達のことを考えます・・
そんな旅も秋には、いいですね。
Driving/Everything But The Girl
秋の海、曲に潮風を感じる奇跡の一曲。秋、海岸を走るなら必携のナンバー。
寂しさと秋の陽射しにきらめく海の美しさを感じる絶妙な具合が素晴らしい。
日曜はいつも/高田芳樹
唐澤基夫氏の作詞による秋曲。ボサノバはマイナー調だと秋にも合うのです。
曲よりも詞の描写の絵画的、色彩的なのが印象的な一曲。
Autumn Leaves/Stéphane Grappelli
言わずと知れた秋曲。ピアノやサックスでの吹き込みが多い中
ステファン・グラッペリのヴァイオリンが秋度合いを膨らませる至高の一曲。
The Loner/Gary Moore
高校時代の秋冬もののひとつ、ゲイリー・ムーアの中でも最高級曲、かつロック界の世界遺産といってもいいくらいですね。
少しヘヴィでエモーショナルな演歌節なので、お酒に酔った夜にでも。。
After The Love Has Gone/earth,wind&fire
秋海の定番その2。きらめく水面と潮風に過ぎし日の思い出が走り抜ける4分間。
いわゆるサビのコード進行が神がかり的なフュージョン風味に溢れたナンバー。
ファンクなナンバーだけなくこういった深みのある曲を生み出す点でEW&Fはやはりずば抜けています。
晩夏/荒井由実
ラストはおなじみのこの曲。初期ユーミンの「個人主義」が凝縮されたような
色彩名称が意味のある名称から単純な呼称に・・あくまでも絵画的、色彩的な描写、詞が素晴らしい。
秋風の心細さはコスモス・・個人的にも思い入れのある一曲です。
心地よい秋風は、しかし一人の世界を過ごしやすくしてくれる、やさしい友達。
いかがでしたでしょうか。秋の夜長には読書はもちろん
温泉旅行、夏の思い出巡り、昔の懐かしい人を思い出す・・
そんな。静かに自分と向き合う時間もたまにはいいかもしれません。