僕が初めてスノーボードに出掛けたのは大学生時代、バイトしていたファミリーマートの仲間と出掛けた木島平でした。大人になりかけな自分にとって、クルマで好きな仲間と雪山に出掛ける嬉しさで胸を膨らませ、カーステMD(当時はMD!)をダビングしていたことを思い出します。今でもその開放感は忘れていません。いわゆる定番ではない、ちょっと差をつける、真っ白なスノボ/スキーのカーステソングを列挙します。
真冬物語/堀込泰行, 畠山美由紀, ハナレグミ
クリスマスの失恋ソングなのでしょうが、曲の構成はむしろ開放感そのもので素晴らしいですね。”白いフリース””冬の花びら”が真っ白な雪を想起させます。ちょっぴり悲しげだけれど、とにかく開放に向かわざるを得ない衝動が昇華されたウィンターソングです。とくにピアノソロは完全にダウンヒルなノリ(個人的に)でスノボカーステの定番です。天才、冨田labの傑作の一つでしょう。ちなみにm-floのreewind!のリミックスは僕の中で最高の冨田ナンバーです。
Breakout/Swing Out Sister
イントロ聴くだけで、現実を離れていよいよ雪山が迫ってくるイメージが嬉し過ぎるナンバー。ブラスのフレーズとベースのノリ、Bメロにはいってくコード進行はそのままゲレンデの雰囲気じゃないですか。開放感もあり大人風味もあり。一刻も早く滑り出したくなる焦りをもよおす一曲、気持ちが高まります。ソウルフルで雪っぽい!
Wild Heaven/TMN
言わずと知れたTMNのアンセムですが、僕の中ではスノボ・カーステソングです。”氷のうえを走り抜け””一歩も踏み間違わずに”の歌詞がダウンヒル、カービングの高まりを一層盛り上げます。サウンドもキラキラとしていて雪のきらびやか感を盛り上げます。
追記:小室さんの引退のニュースが入ってきましたがとても残念でした。
SUGAR TOWNはさよならの町/松任谷由実
Blizzardばかりがユーミンのスキーソングではありませんな。曲としてはちょっとダサイのだけど好んで聴いているのがこれ。”シュ,シュ”っていうアクセントがクイックターンを思い出させるからです。もちろん歌詞も雪のなか。ユーミンで差をつけるなら押さえておきたい一曲ですな。
SNOW AGAIN/森高千里
森高さんにも雪ソングは多いですが中でもこのSnow Againは至高。
スノボに行くって時、何か、心の中に、思うものがありませんか。どこか、優しくなりたい、そう、雪山に行くなら、仲間といくなら、友達といくなら、恋人といくなら、とことん優しくなれる時間にしたいですね。此の曲はそんな雰囲気が出てていいです。
そう、森高さんでは”銀色の夢”も捨てがたい・・・というか聴きまくっています。個人的には、本当にどちらか決めがたいですね。ちなみに森高さんはアイドル的な立ち居位置なのでしょうけれど曲は素晴らしいです。デビューのNEW SEASONから曲のクオリティは、どうして、高いものがあります。
Cravin’/JUJU
挑戦的な荷重からのカービングのイメージが曲になったらこう。という勝手なお気に入りソングです。日常から雪山へ脱出する”切望”が見事に曲になっててスノボカーステ定番、特にサビは完全に現実逃避滑雪族の大人のためにあるような、、攻撃的ゲレンデソングなのです。落ち着いた自分にどこか嘘ついてないか。まだまだ攻められる自分に嘘ついていないか。そんな風に僕には聴こえます。”満たされない日々も消えてゆく、あなたの指が私をなぞるだけで”のフレーズがそのままパウダーへのダイブに感じてしまうのは僕だけでしょうか・・かもしれませんが・・。
HUMAN/THE HUMAN LEAGUE
コードワークと音像がそのまま雪山。透き通る音像、エモーショナル。此の曲を聴くと冬が来たなぁと感じます。個人的ですが、感じます。雪のイメージを感じませんか。オリジナルと同時に、BOYZ Ⅱ MENのカヴァも秀逸です。どちらかというとBOYZの方を良く聴いているかもしれせん。16beatになっているのでノリもいいですねBOYZの方が。コーラスも文句なし。ヒューマン・リーグ、BOYZどちらもGOOD。
Forgiveness/Blu-Swing Feat. Angela Johnson
イントロがそのままゲレンデのイメージです。イントロで7割もっていきます。曲はそこそこですが。それを越えてあまりあるイントロのフレーズ、これで雪山イマージュするだけで気持ち高まるのでいつもスノボカーステに入れて聴いてます。HipHopなリズムも落ち着きがあるかもですね、ゲレンデ歌は何かとせかせかしたナンバーが多いように思うから。またBlu-Swingはレベルの高いアーティストで、出来のいい大人の雪山クラブジャズ的な曲が他にも多いので、興味あればぜひ聴いてみて下さいな。(例えば”Fallin'”や”Fabulous ~Glow Our Vibes~”などなどなど。)
A Message Song/Pizzicato Five
雪の降る日、何もかもがとても懐かしくなる・・スノボカーステのトップクラスナンバーでしょう。もし、此の曲を聴いたことのない方がいれば今すぐチェックすることをおススメします。焦りますね、ゲレンデに行きたくなります。雪の中、クルマを走らせる(安全に)雰囲気が目の当たりに・・・。
氷のマニキュア/山下達郎
達郎さんの雪山ソングならこれかもしれません(あまり知らない)。雪を彷彿とさせる歌詞とリズミカルでソウルフルなノリが否応なくゲレンデの雰囲気を醸し出してくるものがあります。個人的には曲のノリとしては”Sparkle”もスノボソングなのですが歌詞がまるまる夏なので・・。しかしボーカルが高くてツラそうですね、もう少し余裕のあるキーで吹き込めば良いのに、なんて思いますが。。その緊張感、張りが魅力に繋がっているのかもしれません。
Friend Of Mine/Cosa Nostra
渋谷系というカテゴリが今でもあるんでしょうかね、軽いポップとボッサ・ジャズ風味をテクノロジカル・ミニマルに昇華したサウンド(?僕の理解)なうちの、たぶんそのうちのひとつなのでしょう。ちょうど木島平に通っていた時代にハリアーのカーステで聴きまくっていまして、個人的なスノボアンセムとなっております。スムースなノリとおしゃれ感が好きでしたなぁ。。
“いい感じで時代を過ごしたいよね。ただ月日が流れるだけじゃなくてね。”
当時、自分にとってスノボはそんな存在でした。。雪山に行くってだけで非日常だったし、何か人と違ったことしてるっている感覚がありましたです。今では毎週出掛けるけれども、いまだに聴いていますね。。単調っちゃ単調なんだけどね、それが渋谷系の表現なのでしょうな。
Joy Ride/Bob James
最後はちょっと大人なsmooth jazz、ボブ・ジェームスのクリティカルナンバー。透明感のあるピアノと軽やかなリズム、変態的なハイハット・ワーク・・そしてタイトルの”RIDE”の文字がスノボへのイメージを否応なく高めてくるのでスノボカーステに入れています。大人になるとこういった知的なJAZZ的な構成美のあるナンバーも好きになってきますね。スキー/スノボは若さの特権ではないです。自分も今年40歳になりますが、これからであります。
以上、好き嫌いは知ってから判断すればいいですから、、少しでも共感できたら嬉しいと思い書きました。
初心者向け中心に(自分がいまだに初心者だからね。)ゲレンデレポーチを時々アップしてますので、よろしければどうぞ。