『内向型人間の時代』/スーザン・ケイン(講談社)

内向型/人間関係/悩み/馴染めない/仕事

いわゆる外向型が好まれる価値観に一石を投じる一冊です。

大勢に馴染めない

自分は(きっと生まれた時からいまでも)大勢の人に馴染めません。
広告会社(前職)で営業など外向型の極みであり、文字通り”営業”的にふり回らねば、次々話さなければ…など、全くの別人を演じることが本当にイヤでした。
此の本を読むと無理にそんなことするものじゃなかった、と分かります。

小さく、深く

静かな場所に一人でいたり、食事も大勢より二~三人でゆっくり話をしたいですね。話題も最新情報などもっと深めのものが好み(生き方、考え方、特定の好きな世界)。でもそういった相手/場は、なかなかないのです。

外向型が求められすぎないか

保育園や学校から、大勢の皆との積極的な関わりが良しとされる(ように僕は感じてきました)。
今後は”アクティブラーニング”のもとに、もっとグループワークやディスカッションなど集団内での積極性が求められるなかで、内向型の生徒に評価、正しさが行き過ぎないかと心配になってきました。

教育は多様な価値観を踏まえ行われることかもしれません。その意味では大人、親にこそ学びが求められるのだと思いました。

その他、プレゼンと内向型の関係など内容が多く全てを記載できないのだけど、自分は大勢に馴染めない、気後れするなぁと苛まれている人には救いとなる内容かと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)