外資系コンサルを辞めてアフリカを中心に500日以上の旅をした著者の、飛騨への移住、起業から観光客誘致までを提言する一冊です。
自分が飛騨(平湯/福地温泉)好きなこともありましたが、前半に書かれていたウガンダの方との会話(日本人は世界どこにでも行けるかもしれないが、自分は日本に行くことは不可能だ)に心打たれ読込みました。
人との関わりが壁を崩す
特に田舎への移住の本当の難しさは人との関わり/交換を増やすことで越えられるようです。好きな町や村は沢山あるのにもう一歩踏み込めずビジター止まりなのは、その地域の人との接点が少ないことが原因だとわかりました。
個人レベルの行動がもたらす波及
本書のいいところは、移住>起業>地域の発展という、個人の行動からの発展がわかる点です。個人レベルの取組が、周りに波及し地域を発展させインバウンドへの貢献へ繋がってくるイメージが湧きました。
外国人への自国のアピール
自宅近くにソーシャルハウスができて外国人が歩いている景色が普通になりました。自国の良さを客観的に発信でき、外からの興味を受入れるうつわを持てるようになりたいと思います。。いま地方や田舎に住まう人々に急な変化を求めることはできなくても、何世代かに渡ってそれを変えてゆくことは可能かもしれないので今後も色々な場所を回って行きたいですね。