【不機嫌は既に時代遅れ】『不機嫌は罪である』/斎藤孝(角川新書)

不機嫌は罪である/斎藤孝/怒り/対策/イライラ/解決法

[罪]とまで云われるほど、、業務スキルとしての不機嫌回避術です。
40歳過ぎると本人に自覚がなくても不機嫌に見られる、加齢臭ならぬ”不機嫌臭”への注意喚起など、分析の観点が面白かったです。

文字で残り、拡がる不機嫌

SNSやTwitter

などで安易に不機嫌が拡散しうる環境という点。
一瞬の気晴らしも空気のように消えず、残り、拡散する危険性を考えました。

様々なメッセージツールの普及で、今では文字の持つ攻撃性が増しているという点に心を打たれます。これからはネガティブな事こそ言葉で伝えようと思いました。

普段、仕事でチャットツールを使っていて文字のやり取りが多いので、注意する必要があると感じました。

不機嫌型指導の限界

旧日本型制度

家父長制、徒弟制などの旧日本型制度は、不機嫌による支配/指導だったという点が面白いですね。此の点、現代では不機嫌型指導では相手の行いを変える事はできないとしています。

共感や信頼があっての説教

これは最近の多様性や内的動機づけの話で多く見られますが、
論理的な正しさも、共感や信頼がなければむしろ反発を食うというのは、新常識となっているのかもしれません。

不機嫌は呼吸で解決する

その場で効果が感じられる呼吸法

3-2-15という呼吸法。瞑想とも似ていて呼吸で落着きが得られるのであります。

早速実践してみましたが、割に効果があったように感じました。
ただ思い切り吸込んだのが市ヶ谷の雑踏の空気だったのが残念..
今度はぜひ、新潟の田園風景の中でやってみたいと思います。

そもそもそこでは不機嫌にはならないように思いますが。。

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