【九十九里/朝ごはん】”砂浜”の行方を思うビーチドライブ

九十九里浜/海水浴場/駐車場/朝ごはん/ドライブ/海岸線/砂浜/減少/海岸侵食

九十九里浜へ行ってきました。随分昔に、 GOLFで出かけて浜まで車を乗り入れて写真を撮ったことがありましたが(それがどの場所だったか思い出せず)、何年振りという感じです。

朝イチ海鮮/九十九里「マルニ」

片貝海岸のすぐそばにありました。
沖にはすでにサーファーがたくさん。

今回は朝ごはんを食べに。妻が調べてくれたお店[マルニ]です。9時からやっていて、なるべく早めに動きたい自分たちにはありがたいお店でした。店内には有名人と思しき方々のサイン色紙がたくさん貼られていましたから、有名なお店なのかもしれません。

ちょうど9時過ぎに伺いましたが、お客は1組だけで落ち着いて食事ができました。お刺身が特に肉厚でたっぷりとしていて美味しかったです。その時の様子が動画になっていますのでよろしければどうぞ。

車で浜に入れる場所があったはず..

浜へ車で入ろうと思い、近場の海辺を彷徨ったのですが、どうやら車両は進入規制がかかっていて入ることができない様子でした。GOLFで行ったのはもっと北のほうだったように思いますが、どうしても思い出せない..写真はあるのですが。OUTBACKも同じ場所でできれば写真を撮れたらと心に淡く願いを持っていましたが、今回は一旦お預けということになりました。次回はそこ目指していきたいですね。

海水浴場がない?

ふと目につくのが、「海水浴場を開催しません」という看板です。幾分、雰囲気としては寂れた風に見える九十九里町周辺でしたので、なんとなく諸事情があるのだと思っていましたが、帰ってきて調べたら、どうやら海浜侵食による浜辺の減少がその理由の一つと見られました。このことは全く知らなかったのですが、思えばなるほど、浜辺の陸よりにブロックで作られた階段のようなものや、大きく段差のできている箇所が確かにあったように思います。

砂の行方

九十九里浜の砂浜は、銚子のすぐ南にある巨大な岩壁[屏風ヶ浦]と南にある岬の崖壁が侵食され、その細かい砂が海流によって堆積して作られたそうです。そんな地理学的な動きも、初めて知りました。しかし、1960年代くらいに屏風ヶ浦への防波堤?要は波が当たらず侵食を抑える処置がなされたことで(他にも要因はあるのでしょうが)九十九里浜の海岸侵食に対して、供給される砂の量が減少したというのが大きな要因のようです。

右の丘の下、かなり削られています。

この点で、何が悪いという決めつけはできないと思っています。その時々、その場所場所でのいろんな事情があり、それもどれもおそらくもっともなことだと思うからです。人間としての社会的生活を営むための必要な処置だったとおそらくは思います。だから、今後へ向けて今から動いてゆけば良いと思います。行政の出している対策pdfをざっと見ましたが、時間はかかりますが、処置的には継続的になされてゆくように思いました。

砂を供給して堆積を促すための人工岬”ヘッドランド”。
そういや茅ヶ崎にもこうした突堤がありました。

変化が常であるということ

一点だけ、そうしたことを知らずに、自分たちの世界が、さも変わらないように思いながら生きている自分がいることに気づきます。海、砂浜、海水浴場、あたかもそれが当然という無意識な考え方があったと思います。地球に生きていて、その地球も徐々に変化しているということを身を以て知ることができました。

賑わっていた頃を思い出す時

また、自分にも特に海の思い出はたくさんあるものですから、海水浴場が閉鎖となった場所には、その昔は多くのお客で賑わった記憶や思い出もたくさんあるはずです。それが、知らず知らず、なくなってゆく。それを見た、感じた現地の人の寂しさってどんなものだろうと、想像するしかないけれど、それでもかなり心が痛みました。(よく思い出に浸る癖がある自分なので。)

今回はふと出かけたこともあり、そうした問題意識を持って訪れることはできませんでしたが、次回はぜひGOLFの撮影現場と合わせて、上記の観点から九十九里を巡ってみたいです。

九十九里、千葉は全体的にやっぱり荒涼としているし、でもそれが魅力だったりします。だから、それぞれの町のあり方で良いのだという風に思いますが、如何せん砂浜が消えてしまうというのは本当に衝撃的なことだったので…

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