土曜の午後に思い立って出かける
ということが時々ありますが、今回は野沢温泉でした。今日の今日でよく予約が取れたなと思いましたが、朝ごはん付きの良さげなお宿が見つかったそのこと、すぐに用意をしてアウトバックのエンジンをスタートするのでした。
湯沢から山を越えて北から野沢へ
今回は湯沢から栄村へ抜けて北から野沢温泉に入るルートをとりました。普通は、練馬インターから藤岡JCT、軽井沢、浅間の南を通って上田、更埴JCTを長野方面へ、豊田飯山ICでおり、、というなんともハイパワーかつトンネル過多なルートになるところですが、グリーンシーズンは湯沢周辺の雪解け後の風景を楽しめるのでとても良かったです。
新潟の春一杯吸い込んでドライブ
特に、緑の美しさ、清津川の水の生まれたてな新鮮味あふれる流れ、そして古きよき日本の里山の風景が見られます。これはただ利便性や時間短縮にとらわれた行動様式では体験できない良さだと思います。 (上信越道で行くより費用が安いというのもメリットですが)
冬の野沢ではお湯の良さを味わえない
野沢温泉といえば、普通はスキー/スノボシーズンかと思います。今では外国人の訪問客もかなり増えていて、ウインターシーズンはお店も人も温泉街がごった返すくらいの賑わいであります。
でも野沢のお湯を愉しむのなら真冬は本当の高級旅館以外は(行ったことないけれど)人混みがシンドイです。
その点で、雪山シーズンに野沢に行っても、どうしても落ち着かないんですね。あまりに人が多いし、外湯も芋洗状態で全くリラックスとは程遠い世界。初めてのノリで行くなら良いけれど求めるものは静けさ、落ち着き、時間に追われないこと。その点で、冬の野沢はあまり好んで行こうと思わないのでした。
お風呂を嗜むなら夏前の野沢温泉
ではいつ行くのかといえば、GWの過ぎた時期から夏までの間です。連休までは残雪で滑ったりする人も若干いますが、5月も下旬となれば全くと行っていいほどスキー客はいなくなるし、温泉のシーズンという感じでもないので、あまり観光客がいいないのです。5月末。真夏は野沢の熱いお湯に当たるには暑いし、合宿なんかもあって学生が来たりするし。
芋洗な外湯のはずが、一人占め
ということで今回の野沢ステイは別の場所かと思うくらい人が少なく本当に落ち着きました。外湯は自分と地元の人が一人くらい。時間たてばいなくなって自分だけになったりします。外湯って元々狭いから、人数は二、三人が多分マッチする限界かと思う。その意味ではその広さに見合った使い方できるのが本当にいいですね。
今回は、新田の湯すぐそばの宿。歩いて1分くらいか。近いです。今まで行ったことのない外湯だったので行ってみると綺麗にリニューアルされていてとても気持ち良く入れました。
朝晩は涼しい里山の風が吹き抜ける
5月とは思えない真夏のような暑さでしたが、それでも朝晩は山からの風が涼しく肌寒く感じるほどで熱いお風呂との相性がとてもいいです。静かだし、山里の雰囲気が味わえる、また違った(リゾーティヴではない」野沢温泉です。
飲み屋さんもやってるよ。[みなと]さんにて
夕飯は懐かしの桐谷旅館そばにある[みなと]にて。刺身が分厚くて食べ応えあったし、濁りの北光が旨し。お客さんも全然いなくて、落ち着いて食事できました。閉店ギリギリまでいてしまったのに、女将さんに感謝です。
野沢の熱いお湯で目を覚ます贅沢。朝風呂&朝市
朝イチで起きて、ひとっぷろ浴びての朝市も楽しいです。野沢菜の漬物や飲み物、とれたてのキノコなど地の素材が軒に並んでいました。休みの日の朝7時前後なのに、結構な賑わいでした。気持ちいい朝の空気の中、散歩がてらぶらつくとてもリラックスした時間です。温泉客も見えましたが、これくらいの距離感がいいですね。
思いつきの旅っていいです。旅ってそんなに大仰なものじゃないと思います。思いついたら、バッグ一つに着替えを詰めて出かけたって、それも旅です。行きたいと思った時が一番の旅どき。