夜ふかしとは何か
ゆうべ、久しぶりに敢えて夜ふかしをしてみました。早めに食事をして眠ってしまったため、目が覚めてしまったからというのもありますが。そこで感じたのは、夜のもつ効能についてです。というよりも、寝ることに急いでいないかということでした。
眠りの大切さは全てに優先するか
眠りは体にとって最も重要なことの一つであることは当然です。ですが、それに急ぐことでそもそもの気持ちの安静を逃しているのではないかという点です。確かに生理的には1分でも長く眠れることは大切だと思いますが、果たしてココロは休まっているのかどうか。寝ることに急かされていないかどうか。非常に考えさせられました。
ここからはそれがいいかどうかは置いておいて書くのですが。
午前2時台の世界
というのも、深夜2時台というのは家の外の道路の音もせず、もちろん人々の何やらの話し声もせず、窓を開けてみると日中に立ち上った埃のおさまった、落ち着きのある涼しい空気がいわば層のように積み降りてくる雰囲気が感じられます。これは単純にプラマイのみの時間的な話ではなく、その空気はその時間だからこそ得られるものでありそれによって得られる安静は単に眠りの優先度に比較しては得られないものだと思います。
要は静かで気持ちが落ち着くのです。そしてそれは一面から見れば、害悪と言い切れないということであります。
考えることに事欠かなかった
二十歳前後には割とそうした暮らしをしていたように思います。それは意外にも、生きることについて考えることが沢山あったからかもしれません。思いを反芻し整理してゆくののに一生懸命でありうまく遇らうことをしていなかったためかもしれません。それはいつしか忘れられている。知った顔で、日々を。効率、論理、数値的プラス価値観のみで判断してしまうようになった大人に。
眠りに急かされていないか
眠りにも急がされる生活、早く寝なきゃ、早く寝なきゃ、、そんな暮らしとは、なんだろう。日々はこなすためにあるのだろうか。消化するためにあるのだろうか?効率的に。その日そのものを貴重なものとしてもっと多面的に捉えることができるようになると、もっと豊かになりそうです。