『聯合艦隊司令長官 山本五十六』を観ました。Amazonプライムの時間制レンタルサービスを初めて利用しました。ちょうど家に留守番となった夜だったこともあり本当にじっくりと観ることができました。
色々な点で感激した部分が多かった内容です。話の中身自体は半藤さんの本やら長岡の五十六記念館、如是増博物館などで下地はあったのですが、いざ自分の知っている人物の実像がイメージされると面白く感じました。
特に井上成美、黒島亀人、そして南雲忠一。ミッドウェー後の南雲さんとのシーンは、台詞にもあった通り、後世の解釈によって様々な見方をされる南雲中将を山本が最後はフォロウする、涙なしには観られない一幕でした。
また、この映画で新聞記者を語り手としている点で、マスコミへの考え方を問う姿勢が随所に散りばめられている点も理解しやすい表現だったと思います。終戦後の豹変の模様もしっかり表現されている中で、語り手が振り返る山本さんの言葉は今の自分にも当てはまる生き方の根本のようにも思えました。
一人暮らししていた頃はよくDVDを借りて観ていましたが、最近は久しぶりにゆっくりとこうした時間が持てて良かったです。それも、時代は変わりましたね、今ではDVDもなしに、テレビもつけずに、PCとステレオをつないだ音響だけで大迫力の映像が楽しめる時代なんだと実感しました。これを機に、また別の素材も見て観たいと思います。