久しぶりに下田に行ってきました。空気が都心と違って透き通ってました。風も潮の匂い。。昔ほど下田には来なくなったしボディボードも折れてしまってから乗ってないけれど、気持ちが落ち着きました。
奇跡の透明度/九十浜
今回は、[九十浜]に初めて行ってみました。須崎御用邸のすぐ横にあるフルプライベートな雰囲気のミニマムなビーチです。
あいにく台風の後だったので浜には木片やら何やらが散らかっていたけれども、曇っていてもこの水質、透明度に驚きました。二、三組がシュノーケリングをしていましたがさぞ素晴らしい景色が広がっているのでしょうなぁ。。
酒どころ「なぶら」
夕飯は、今回初めて行ったお店[酒どころなぶら ]何年も前から目の前の道を通り過ぎていて灯台下暗し、なんともいい場所でした。ネタがいい、地酒がいい、オーダが早い、対応も良いです。
下田の印象は、世の中的な一般的な対応の良さはあまりないので、そうしたものを求めると難しいですが、そっけなさに慣れると居心地はいいです。そんな中でも印象は良かったなぁ、逆に珍しく感じました。
お吉をお参り/稲生沢[お吉ヶ渕]
歴史もあります下田。勝海舟と山内容堂公の談判があった[宝福寺]といえばお吉です。タウンゼント・ハリスに高給で出仕したことで村の民にやっかみられ村八分になり石をなげられ孤立の果てに身を投げるという悲しい話です。
ハリスの住まいとなった玉泉寺やお墓のある宝福寺にはお参りしたことがありますが、今回はお吉が身を投げたと言われる川辺をお参りしてきました。サザンでも[唐人物語]に歌われている[稲生沢]、[お吉ヶ渕]があります。
新渡戸稲造のつくった石碑へお供え
駐車場がないので近くのコンビニでお供え物を買って、5,6分歩いて行きました。身投げした地点(実際は不明らしいですが)に小さな祠と、すぐそばには新渡戸稲造氏が建てた記念碑がありました。お菓子とジュースをお供えしてお参りです。気持ちが通じると良いなぁと思います。
お吉の話は後世色々と脚色されているので本当のことはなかなか知る由がないけれども、あとはその話から自分がどう感じるかということかと思うわけです。これは歴史全般に言えるのですが、あったかどうか、真実かどうか、ということも大切ですが、そうした語り継がれから何を考えるか、仮にそうだとしたらどう思うか。今に活かせることが多いと思うからです。
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