スマホに時間を吸い取られ思考力も低下する。それが「 スマホ脳 」スマホは時間泥棒 なのだという
そんな スマホ脳 を今すぐ変えてゆこうという主張です。
SNS時代のメディアリテラシを[脳]のあり方から説明する著作でした。
生態として追いついていない
狩猟時代からのヒトの歴史を点に置き換えると、現在のデジタル環境はその最後の1つらしいです。9999個までの中で組み立てられた生き物としての習慣や生態が、現在の超加速度的な情報環境についていけないことは自然だということでした。
自分のスキル不足を前提としても、それでも日々の処理情報量が、日に日に多くなっている気がします。聞かれたことにすぐ答えられないケースも多いような。第一、忘れていることも。ただ、それは生き物なら自然なのではないかと開き直りたくなったです。検索して即正解の返ってくるコンピュータ感覚を、人にも当てはめていないかと反省してしまう。現代のフィールドではそれがないと競争できないので必要だとは思うけれども..
メディアリテラシ
その言葉は随分前、90年代くらいかな。マスコミの思惑に引きずられないように。コンテンツに仕込まれた製作者の意図や広告、リーデイングなどを批判的に考える態度と理解しています。フェイクニュースや広告誘導を意図したコンテンツなど、その姿勢は今後スマホに対して求められるあらたしいメディアリテラシだと思いました。広告への無意識の貢献、SNSや定番のコロナニュースを本当かどうか考える姿勢を改めていきたく思います。
幼児、小児の接触
本書によるとスウェーデンでは二歳(二歳..!)くらいからタブレット利用があるらしいです。二歳って言葉話すのでしょうか。。確かに優れた技術なのだが、、検索に慣れてしまい思考しない方々が増えてこないか心配です。特に「これって正解でしょうか」を求める人たち..
入力するより書く方が思考力が高まる、スマホが近くにあるだけで集中力に影響する、などリスク喚起が多い印象。この本への向き合い方もリテラシが必要だとは思いました。