【 グレイス甲州 /責任醸造by三澤彩奈氏】グレイスワインへ行ってきた!

グレイス甲州 で有名なグレイスワイン/中央葡萄酒へ、ついに行ってきました。「甲州」を世界に広めた中央葡萄酒、三澤彩奈さんの活躍で知り、以前から気になっておりましたが、ついに念願が叶いました。

つたの生い茂った建物がヨーロピアンな雰囲気。建物の内部も年季物のテーブルやチェアなどがゆったりと配置されていて落ち着いた空間でした。つい、長居したくなってしまいました。

勝沼にあった

北杜市とばかり頭にあったのですが、それは葡萄畑でした。農園にもショップがあるようですが、一般来場は要確認と見えます。今回立ち寄ったお店は勝沼にあります。ICから近いので手軽な感覚で寄れます。ショップは二階で階段を上がってゆきます。フロアはとても広くて、ワインショップというよりも、古い洋館のサロンという雰囲気。すぐにスタッフの方がご案内いただき、販売しているものはこちら、と教えてくれます。

「 グレイス甲州 」は必須、プラス何を。。

世界を驚かせたグレイス甲州はまず購入するとして、他を迷いました。気になっていたのはスパークリング。壜内二次発酵をされているということでつまりシャンパン、カヴァ的な工程を経ているのであります。迷った挙句、シャルドネのブリュットをいただきました。これは現在はまだ抜栓しておりません、、

日本ワインはここまで来ている

本命の「甲州」ですが、感じた事は正直に言うと決めていました。三澤さんのエピソード、人気、イギリス・デキャンタでの金賞受賞など話題トピックが先行しているけれど、本質、味わいはどうなのか。果たして、いわゆるワインの土俵に乗れるのか。これは似非ワインファンながら、正直でありたいと思って飲みました。

凄かった。本当に違います。

これはブラインドなら普通にどこのワインだろう?という感想を持つレベルです。

つまりいい意味で、普通っぽくて、美味しくなさ、水っぽさ、香りのなさ、、そうしたマイナスポイントがなく、普通に、ワイン。「日本ワイン感」的なマイナスイメージ要素がない。それらはもはや払拭されていて、完全に世界のワインテーブル(そういう言葉があるか知りませんが、要は世界の品種と比較しても劣らないレベル)の土俵に乗っています

  • シトラス、柑橘系のアロマ。
  • 酸がしっかりある。
  • まろやかで若干控えめな果実味。
  • 少しの苦味を伴うアフター

ワインと聞いて身を引いてしまう方や、苦手な方にも飲みやすさがあります。個人的にもう少し欲しいのは「ボディ感」と抜栓直後の「発泡感」でしょうか。この辺りは今までの好みが求める印象だと思いますが。

グレイス甲州 のあとは。更なる個性が出せるか。

正直、まず土俵には乗ったと感じました。日本のワインでここまでの味わいが出せるものを(まだ未熟ですが)知らないです。同じ甲州でも別の醸造所のものも飲みましたが明らかに違います。

ただ、世界と太刀あうには、もっと強烈な個性がどこかに必要ではないかと思います。控えめな点は確かに日本っぽい。間違いなく美しいワインだと思います。その上で、もうひとつ、ならではの個性を持てたら、もっと世界にアピールするように思いました。

日本ワイン応援してゆきたいです。特にこの「グレイス甲州」はお土産で買って終わりになるようなものじゃない。普段から向き合って飲むワインボトルの一つとして存在する逸品。足を運んだ甲斐がありました。

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