図にする作業で得られるすごいスキル

図で示すと言葉より理解しやすいということでなく、[図にする行為]が思考整理やプレゼンを活性化するというテーマを考えさせられた一冊。日頃のプレゼンで感じる部分に示唆があり新しい視点を得られました。

『頭が良くなる図化思考法』齋藤 孝 著

プレゼンと参画感

プレゼン中はよく眠る方がおられます。当然ですが、私の力量不足。言うまでもない部分が多いですが、本書を読んで、そもそもパワポ型プレゼンには眠くなる要因があると知りましたよ。本書によればそれは完成形を見せられるだけの押付け感らしいです。息苦しいような感じと似ていそうです。どおりでQAになると場が活性化する気もしますね。

大切なのは聞き手の参画感なのらしいですよ。

その点で、普段のプレゼンを考え直してしまいました。。お客さまは毎回違うのに、定型的なってしまっているように思います。そこに、もっともっと、試行錯誤、その場だけの要素がもっとあって良いかと、考えてしまいました。

図化する行為で学習が活性化!

ありがたい事に、自分の作成した資料が、社内で別案件に利用頂くことも多いですね。ただそれが自分の言葉で語られているか、形だけになっていないかずっと気になっております。もちろん作業量がほとんどいらないし、形になることは仕事のとても大切な要素ですし。

ただ、ありものの継ぎはぎだけではいま以降、新しい提案=考えが生まれないのと等しく思われてきました。中身を咀嚼し、理解を自分の言葉で表せることが提案の土台かと思います。それには本書のごとく自ら手を動かし、図化し、考えを深める必要があるのではと。図化の長所は不足/欠落に気づくことと著者は仰るが、言い得ていますね。。図に落とし込んでゆくと、わからない事が何かが分かりますもの。それをスルーしては、わからない事がわからず、先に進んでしまう。

正解ばかりを即席で求めず、思考するステップが絶対に必要だとおもいます。その点、資料作成は効率化すべき”作業”でなくて、不足を知ることができる思考の積上げなんだろうなぁと考えてしまいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)