LogicPro / 音を遠くに置く方法(リバーブのコツ)
普段聴いている音楽と、自分がDTMしたトラックで一番の気になる差はどこですか。
僕の場合は、プロのサウンドは音自体が遠近感があるのに
自分の作ったDTMのだと音が近すぎてしまう、耳のすぐ横で鳴っているという点です。
曲や好みでドライな音像もいいですが(ほとんどリバーブかけない、欠けても少なめ、)
やはり曲全体を品質あげたいなぁというとき、この遠近感へ挑戦したくなります。
今回はこの距離感を簡単に出すコツを記載してみようと思います。
もちろん完璧なプロサウンドには及ばないかもですが、手軽なものですし
パートごとの出し入れにも応用できますので、試してみる価値はあります。
LogicPro / 音の距離は[Dry/Wet]パラメータで調整せよ
結論はそれだけです。普段よく使っていますよねリバーブのDry/Wet。
BUSかましたり色々難しいことをやる前にまずこれ試して欲しいです。
やり方はかんたん。2ステップなので。
Step1 広がりを決める(Wet)
リバーブエフェクトを入れたらまずはDecay。響きの長さでもって広がりの大きさを決めます。
(勿論他にもパラメタはありますがここではザックリと)
ここではChroma_verveを使います。
僕の場合はDecay Timeを1.40-1.60前後で、Wetは概ね13-17の間くらいに設定しています。
Step2 距離を決める(Dry)
ここがミソなのですが、Dryを下げます。それによって、リバーブの中に溶け込む様子がわかると思います。
許容範囲は60-80くらいでしょうか。大袈裟にやるなら65前後まで落としても良いと思います。
Dryを上げすぎると、単純に音が近くリバーブも沢山なるというカオスになりますので
ここは勇気を持って思い切りDryを下げてみてください。
気持ちいいリバーブに包まれた距離感が得られると思います。
上記の例はファイナルファンタジー4「赤い翼」のカバーで使用した例です。
よろしければご参聴ください。今回もお読みくださりありがとうございました。