[:ja]【海の日には高原だ】妙高、人の少ない高原リゾート。[:]

夏の涼しい妙高高原笹ヶ峰牧場

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海の日に森へ帰る

 海の日に海へ出かけると人だかりがすごいのでゆっくりできないからその逆をいくのが旅イズム。妙高を拠点に日本海、富山湾まで駆け巡る旅。

妙高高原カナディアンハウス

 妙高カナディアンハウス01
お世話になったのがカナディアンハウス。キッチンや食器その他のグッズが揃っているコンドミニアム型の宿。しかし食事をオーダして正解でした。とにもかくにも、提供頂けた食事のうまさが半端なし。
妙高カナディアンハウス02
豚の生姜焼きや地の山菜など素材の良さが際立つ品々。特に白米のうまさに感動します。これって普段食べているものがどれだけいびつなものなのかと考えさせられます..新潟カテゴリでは最も根底にある問いの一つではありますが。
妙高カナディアンハウスごはん01
普段食べているゴハンが間違っているように思えるほどの旨さ。おひつが当たり前のように空になってしまいました。。

親不知(おやしらず)、子不知(こしらず)

 更埴JCTから北陸道に入っての日本海との突き当たり、上越ジャンクションを左にそれ、一行は富山県へ向かい日本海沿いにひた走る、、とはいかず北陸道はトンネルに次ぐトンネル、上越ジャンクションから富山までなんと26ものトンネルがあります…!これは北アルプスが海沿いまで来ているせいで、山-崖-海というかたちであって、海岸線に道が、、ないのであります、簡単に云いますと。
その途中、人々が無理矢理に海岸を歩いて渡ろうとしていた場所が[親不知][子不知]なのだそうです。
富山北陸道親不知
日本海と云えば荒波を想起しますが、本当にそうだとすると、それが来ない隙を狙って、海岸の岩場を歩いて富山⇔新潟を越境する事が本当にできるのでしょうか…。そこではしかし、親は子を、子は親を波にのまれ、失うケースが沢山あったそうですね。そこから[親不知][子不知]という地名が生まれたということなのです。たしかに、このエリアだけ、ずっとトンネル続きの北陸道が、海に突き出ています。景観は素晴らしいが、ここは崖であり渡るに大いなる難所であったことを知ると、より深い教養というか、得るものがあるものと思いました。むかしの旧道や退避用の洞窟なども現存しているそうですので。。深いものを感じます。
(画像はwikipediaより)

前田利家、利長の菩提寺。瑞龍寺。

瑞龍寺法殿01
初めての富山。以前、平湯温泉から行こうと思いつつできなかったけれども、今回は妙高を拠点にするから、というよりも地図で見ると何となく行けそうでした。でも2時間以上かかった..。
前田氏の菩提寺である瑞龍寺を散策。なんと例によって国宝の山門がメンテナンス中。。(首里城の時もそうだった。)でもあまり気にせずぶらぶらと境内を歩いていると、実にすばらしい。山門から真ん中に仏殿、奥に巨大な法堂という三段構えの構造で、法堂までは山門から左右へ屋根付きの廊下が延びて繋がっています。
瑞龍寺仏殿01
特に法堂の存在感が素晴らしかった。時代劇にでも出てきそうな超本格的な廊下(松の廊下の渋めバージョン)が年季を感じさせますね。
瑞龍寺仏殿02大茶堂
また法殿のすぐ右側に続いている大茶堂と呼ばれる広い部屋で、畳に腰を下ろし、つい落ち着いてごろ寝してしまいました。障子を開け放した中庭からの風がなんとも涼しい。外は湿気もあって暑いのだけれど境内のなかは鎮守の静けさと涼しさに溢れています。

地元の人も訪れるお寿司屋さん

富山あいの風浪速01
富山と云えばやはり地物の日本海の幸。今回は地元の人も訪れるというお寿司屋さん「あいの風 浪速」へ。
富山あいの風浪速02
地物を中心に手当たり次第オーダしつつ、素材の旨さ以上にさすが米どころでもあってシャリが絶妙にうまい。なんと2017年8月をもって閉店するとの貼り紙が。。非常に残念。最初で最後の来訪になりそうです。

富山、ビッグブリッジ~スケボー

 海王丸パークにかかる橋。有明のレインボーブリッジばりの大きさに圧倒される。特に直線距離が長く見通しがいいので空を飛んでいくような気持ち。橋を渡ると公園になっているのでそこでスケボー。人も少ないし広々としていて意外な場所を発見しました。

杉ノ原、笹ヶ峰が至高のエリア

妙高笹ヶ峰01
妙高山は相当大きく見えるが、標高は2400mほど。とはいえ麓が既に標高があるからか。その麓の赤倉温泉街から池の平、杉の原スキー場を視察し、そのまま笹ヶ峰まで上り詰めたら大変な景観が待っていました。思わず声を上げる美しさ。広々とした放牧場のむこうにまだ雪を残したアルプス。日本と思えない風景。野反湖が独占していた”日本とは思えない風景”ランキングに。太陽が出ているのに気温は20℃ほど。吹き抜ける風の爽快感が信じられないレベルです。人のいない素晴らしい景色と静けさ、涼しさ。まさに求めていた場所。。
ということで、海の日には、逆をついて高原を攻めてみるとまた違った風景に出会えます。成毛眞さんが”逆張り”について書いていてなるほど、その通りかもしれません..

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