AlpenやVictoriaやヒマラヤ(昨日はじめていった)などのショップに置いてあるスキー場のパンフレットですが、やたらと置いてあるんで、キラキラ降る雪とスノボ持った可愛い女の子、みたいなのはもう似通っていて殆ど目に止まらないです。そんななか、それを意識して差別化をはかっているなぁと個人的に思った7つのパンフを紹介したいと思います。
1. 栂池高原
クール。特に”黒”を主張するパンフはあまりないので目立ちますね。タイトル以外は全て英字。白馬の場所柄をいい感じで表現しているように思います。
2. シャルマン火打
こちらもクール。栂池と真逆の[白]を主張していて火打のパウダーワールド感、”the Day”感が表現されていまする。
3.たかつえ
素晴らしいですね。新しいものにチャレンジする、しかしフォントは江戸流な風味。よけいな説明は一切なし。。”たかつえ きらり”さんの堂々とした決断に感服しました。こりゃ行くっかないだろうという説得力。
4. グランディ羽鳥湖
先進性へのアンチ。80年代後半から90年代初頭の此のトーン。。ズラし具合、いい意味で無駄な斜字体/カナ/和フォントの混在・・雰囲気がバッチリ、素晴らしいです。2018年の今だからこそ意味を持つ傑作でしょう。上部の”玉”みたいなのもなんだろう、味わい深い。。
5. 戸隠
周りは青、白、恋いしたいスノボキラキラ女の子、、のなかで唯一無二の渋さ。なんとセピアに白文字ですよ。戸隠そば、神社のイメージをしっかり落とし込んでいて独自性を見事に表現しています。紙質もザワっとした触感で渋さ満点。新しい視点は古きを訪ねることから得られる好例ですね。
6. キューピットバレイ
とにかくシンプル。キャラとロゴのみという構成は差別化のし易い構図ですね。多くを語らないことでキャラが立って暗黙の主張感を醸し出しています・・。
7. ノルン水上
真四角な紙面はまるでアナログのジャケットのような印象。キラキラ感を一切排除した、ノルンのナイターのノリを見事に表現していますね、勢いのあるクリエイティヴ!
パンフも色々ありますがやはり今までのキラキラ恋するスノボ女子的な常道をなぞるだけでは、どんどん埋もれてしまうということです。スキー場もこれからは自らの独自性、アピールポイントを徹底分析していく時代になってきたようです。それはむしろ絶好の好機なのだと思います。発想の自由さ、第三者からみた魅力の理解、受け入れ。それが新世代のスキー場に求められている、、のかも知れません。