時間に関する価値観を見直す一冊。
一日に自分の使っている時間を分析して効率化を図るような本が沢山でているし、そういった考え方は割に当然になっているけれどそれを真っ向からひっくり返される。
とにかく、より短時間であること、より効率的であることが
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実はどれほど価値のあることなのか。
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無反省に無思考に数値的な優位状態をよしとする価値観に染められていないか。5分早く着く急行にぎゅうぎゅう詰めになる事に疑問もない。(というかイヤなのに隷属してしまう)多少キツくてもお給料が少しでも良いほうがよい。最近ではGoogleMapのカーナビで1分短いルートを選んだら、とてつもない林道、荒れ地だったりする。
数値的優位を価値とすること危うさ
なぜなら数値は客観的な指標になっている”ふう”だからだ。それは世の中の正しい価値観(言語矛盾だと思うけれど)となり人を盲目的に隷属させる。数字は客観的ゆえに誰にも文句を言わせない正しさがあることは事実だけれどそれを”価値”とするかどうかは自分自身の判断なのであり、それこそが価値観だと知った。
遊びまで効率性を求めるようになる
数値的に”いい”ことが、自分にとって本当に価値のあることかを問うことを改めて考えた。特に危険だと思ったのは、遊びや私的な時間まで効率性といういち価値観に支配されつつあるということだった。振り返ると休日ですら最大限にパフォームさせるために、自然とそんな思考になっている事が分かる。
人間は自然の一部であって数値的な効率化を価値とする概念ではない。