地球というものは芸術であふれている
のだと知りました。
単に、自分がそれを知らないだけだ、自分の知っている、経験したことのある物なんて、全体の1000000000000000000分の1位、もっと少ないかも知れない。
2020年、コロナ自粛のGWとなってしまったからには、随分前から読書と音楽と(おいしいお酒)と決めていましたが、ここまで発展的な出会いがあるとは思わなかったです。ふとしたきっかけで手にとった[Afro Celt Sound System]のアルバム。
西アフリカの民族音楽とケルト音楽、そこに現代的なエッセンスを(あまり気にならない程度に、これが大事ですが)まぶした手のこんだアルバムと出会えました。
コロナ騒動がなければ出会えなかったのかも。
リージョンを超える音楽と2千円で出会える
大好きなケルト音楽と西アフリカの出会い。普段からジャンベのママディ・ケイタはよく聴いていますが、まさかケルトと融合すると思っていなかった、、イギリスの多民族性がなせる技なのか..
それが全く自然にミックスされていて音楽はリージョンを超えて地球規模の芸術なのだと知る素晴らしいアルバムです。音楽で世界を知るに全く無駄にならない一枚。二千円くらいでこの音楽に触れられる時代に感謝したいです。
坂本龍一さんも「ドビュッシーもモーツアルトも民族から生まれた音楽には敵わない」という主旨の言葉があったように記憶してますが、理屈ではない細胞が騒ぎ出すこの感覚はん、本当に、なのだろう??
アンビエントなスタートからしばらく雰囲気に身を任せると爆発的なトラック3〜6はハッキリ言ってトランスする、頭ではなく体が反応する地球芸術。四つ打ちのビートも歴史的に昔から存在したんだと知ることができます。
体の芯を揺さぶるこの躍動てきな揺さぶりはなんだろう。。自分が地球の一部だと知るような気がします。
特にトラック4の爆裂感、6のブルージィなのにケルトでアフリカなのはなんなのだろうというミックス感。このトラックメイクは..あらゆる地球芸術を知っている人しかできないまとめ方でしょう。トラック9は細野晴臣さんのプロデュース した裕木奈江さんの「宵まち雪」の原型のようなリズム、ベース運びに感じます。どちらが先かわからないですが。。最後はプロペラヘッズばりのブレイクビートで盛り上がるあたりはブリティッシュな印象。
とにかくこれはすごい!世の中の人これ常識なのかなぁ、、