せんじつ、旧友の結婚式、披露宴に出席しました。
明治神宮御苑、明治記念館という屈指の会場、
その通り「和」のアイデンティティを中心に据えた一日、誠に慶びに極まる時間でした。
当日からしばらくその余韻があって、正直ロス気味でした(笑)
招待いただいたご婚儀でそこまでの気持ちになったことがなく、自分でも意外です。
そのメディテーションというかというのと
個人的にも記念にしたくて、式の後、僕の視点からの動画を構成したのでした。
といっても、その前日15日からその考えは進めていたので
なにかしら残しておこう、という気持ちではいましたが
そう思っていましたが、その感激は予想以上だったのでした..
新郎とは高校時代からの仲
細かくは長くなるので書きませんが
ロック好きという点で接点を持ったのがきっかけでした。
当時X Japanのカバーバンドをやっていた自分には
彼が運んでくれるRolling Stones,Led Zeppelin,Doorsなどの60’s,70’sロック
アートブレイキーやソニーロリンズ、セロニアス・モンクといったモダンジャズまで
とても新鮮で、新しい世界を見せてくれたのでした。
学生時代以降は欧州へ渡航されたりしていたので
友達の少ない自分にとってはとてもさみしい時期もありました。
大学生くらいだと友達と色々やったり飲んだりしたいですよね。
そうしたことに憧れがありましたから。
それだけ唯一の共有できる相手だったということですね。
その後、彼は欧州での経験を生かして
多くの交流や業務の経験を得て
文字通りワールドワイドな人となっていきました。
すごいなぁ、という感覚と
自分との距離というか。ローカル感からの。
そうした気持ちというか、事実そう、という感覚が
いつしか大きくなり、彼は遠くに行ってしまったんだなぁという感じでした。
それなので、ご婚儀の報告と挙式へのご招待を頂いたのは嬉しいのと半分
意外というか、そこまでは思っていないのだけどなんだろう、、
こう、、彼の交流の中では私との時間はずっとスケールの小さい時代の話じゃないのかね、というかんじ
自分のようなローカルが席次して良いのかなぁという気持ちでした。
ご婚儀の当日を迎え
6月とは思えない晴れ晴れとした(かなり、暑い)天気の明治神宮
ご夫婦の晴れ姿をいきなり目の当たりにした瞬間から
(ちょうど写真撮影に移動するタイミングにでくわしたのでした)
何かがぶっ飛んでしまったというか。
今までの時間や経験、
そしてもちろん、高校・大学という混沌の中で我々の過ごした時間
悩みの中で交わした会話たち。当時の、全てが晴々しくなかった、そうした思いたち、、
それも含めてあらゆるカオス的なものが浮かんできて
自分は記念すべき日にこの場にいるんだなと実感したのでした。(遅いですが)
友人というものの大切さは
多分一緒に過ごしている時にはわからないかもしれません。
振り返ると、共にいた時間がそこまでプレシャスというか
楽しいは楽しいとはいえ
なんだろう、まぁ、ぶつぶつ文句言ったりビール飲んで笑ってたくらいの時間たちだったなと。
自分の抱えている壁とか悩みとか未来への不安といったものを
なんとか共有したり、言葉悪いけど一時的にごまかしたりしていたという感じに、当時は見えた気がします。
でもその後、社会に出たり色々な経験をする中で
そうした時間にどれだけ救われていたんだろう、とか
安心していたんだろうという、居場所というか、安心感、自分が生きていて自分でいて良いんだということ。
それは静かな心の支えとなって、当時から今までのいろんな時の自分を支えてくれていたんだと思います。
まるで首脳晩餐会のような
明治記念館の会場、
新郎新婦登場シーンといえば1日の最も重要なシーンの一つ
新郎の好きだったAerosmithとかくるかなぁと思っていたら
なんと純和風のテーマ、自分の短絡さというか想像力のなさというか軸のなさというかを痛感。
正式にはどなたかの曲なのかもしれませんが私にはわかりませんでした。
まさに和のアイデンティティ、自分達というものを堂々と表現していて素晴らしいと思いました。
新郎の選んでくれたBGMには共にスタジオで遊んだ曲たち。
グラスと贅沢な酒肴をいただきながら、自分のことのように喜びが溢れてくるのでした。
これまで、多くはないけれどもお祝いの席にお招き頂いた中で、こんなのは初めての気持ちでした。
新婦様の言葉は素直な心からの感謝の気持ちが溢れ
飾らず自分を正直に詠っているようで
深く印象に残っています。大変なことも経験を得たことで人生の豊かさに変えて行ける、
そうした強い気持ちを分けていただいたのでした。
新郎とは生きる中で一番多感で混沌とした時期を過ごして
(向こうはどう思っているか知らない、当時から自分を持っていたし)
弱い面、暗い面も共有してきました。
多くの波や壁や登り下りがあって、いろんな方々に出会って、それが礎になって、今日がある、
そうした新郎の挨拶に、当時の二人を思いながら感極まっていた自分です。
今ちょうどひと月を迎える7/15にこれを書いていますが
まだあの日の余韻は続いて、もうひと月も経つのかいと驚きます。
あの暑い明治神宮を一生忘れることはないでしょう。
私の人生でも、最も嬉しい日の間違いなくトップに君臨する一日でした。
帰り道、国立競技場まで酔い覚ましに歩きました。
夕暮れの空と、風が美しかったです。
もう少しあの場所にいたかったなぁ、、今でもそんな思いの中におります。
当時の自分を見つけてくれて共に過ごしてくれた時間に感謝しています。
どうか末長くいつまでもいつまでも、お幸せにいてください!!
[追伸]
久しぶりの長尺動画となりました。とはいえ式典のまとまりはそのまま尺を残しているので
正味は30分くらいの尺が制作範囲だったと思います。
Premiere をやめて久しぶりに使い方の慣れているFinal Cut、色々あるですがFCが自分には使いやすいです。
構成は、大学時代、ラジオ風に好きな音楽を繋げてMDを作っていたのにならってその特別版としまして
当時を思い出すトラックや他色々と選んで映像と合わせたものとなっています。(公開はできないです..)
セットリストを最後に載っけておきます。このラジオが復活するとき考えていなかったです。ありがとう。
[Y’s Rock Special 2024 set list] (2024.6.16.)
- The Falls / 光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部
- Jizz Da Pit / Slash’s Snakepit
- Pictures In The Mirror / The Living End
- Nowhere To Run / Johannsson
- Maggie May / Rod Stewart
- Eat The Rich / Aerosmith
- Bring It On Home / Led Zeppelin
- Maybe Tonight / Earl Klugh
- Fly Away From Here / Aerosmith
- Your Little Secret / Melissa Etheridge
- I LOVE YOU••••Part Ⅰ / Tatsuro Yamashita
- Valse Des Fleurs / European Jazz Trio
- 天空城 / すぎやまこういち
- Let’s Live It Up / The Brian Setzer Orchestra
- Silent Jealousy / X
- Nealization / Soulive
- ソフトポップ / 北園みなみ
- Sports & Wine / Ben Folds Five
- Two Rivers / Jeff Beck
- Breakin’ Down / Skid Row
- Thank You / Led Zeppelin
- This Cat’s On A Hot Tin Roof / The Brian Setzer Orchestra
- Steppin’ / Soulive
- Enigma Suite / Johannsson
- Davidian / Machine Head
- Hey Joe (Alternate Take) / The Jimi Hendrix Experience
- Emer May / O’RYAN
- These Days / Bon Jovi
- Nutty / Thelonious Monk, John Coltrane, Wilbur Ware & Shadow Wilson
- Back To The Future Overture / Alan Silvestri
- Cómo Fue / Ibrahim Ferrer
- Rock This Town / The Brian Setzer Orchestra
(合計 32曲)
*ちなみに新郎のドラムイズムは小生のゲーム音楽アレンジチャンネル「ゲーム音楽アレンジラボ」で
“イズム”として今でも聴くことができます。特にマリオカート以降の音源でレギュラー参加しています。
[ゲーム音楽アレンジラボ](YouTube)
https://www.youtube.com/@sgamemusicarrangelab4039
私の中の彼のドラム”イズム”、ぜひ聴いてみてください。最後に宣伝でした。
*ちなみに下の記事によると、、伊豆にスタジオをお持ちのようです。