9月も下旬に差し掛かり今日は秋分の日、祝日です。文字通り、秋の涼しさがようやくやってきた1日でした。先日の送別会からの疲れというか体調不良がようやく良くなってきました。まだ少し後遺症みたいなのがあるけど、今日も少しのお昼寝をして、音楽をして、ワインも美味しく感じられるようになってきました。
編曲も少しずつ再開しています。アレンジラボチャンネルをやってから、特にシムシティを編曲して以降、80年代の印象がサウンドに強く出ているように思います。もちろん意識的にしているところもありますが、そうしているうちに、気がついたら今まで、これまで、古臭かった80年代の音に対して、素直に受け入れられるし、より尊敬の念も持てるようになったし、音楽的な中身も勉強になることがたくさんあって、生きていると面白いですね。それまで疎遠だったものがある時から自分の中心になり始める。対象は変わっていないのだから常に評価や良さ悪さは自分の受け取り方次第なんだとわかってくるようです。
夏場に『ティファのテーマ』『コーネリア城』をアップしましたが、どちらも80年代を真正面に受け止めるような空気感が出せたように思っています。これは自分の中である程度その空気を消化できるようになってきたのかも、と思います。自分ごととして、自分の在り方として、格好つけるのでなく正直に80年代になっている自分がいるような。
小学生の時の聴いた音楽の風景、周りの人たち、家族の食卓、テレビの音像やそこに流れる当時の空気。つまり音。それが「80年代の音」というものに、集約されているように最近気づき始めました。そこへの懐かしさ、帰りたいなとか。今みんなどうしているだどう当時の同級生とか。もう二度と戻ることはできないけどこの記憶に、感覚に残っている空気感、それが80年代の音という表現だというふうに最近思うようになりました。
そう考えながら編曲をやっていると、いっそう、当時の音源を素敵に感じますし、当時の音のエッセンスを勉強したくなり、身につくことも多いように思います。次回のトラックもおそらくその路線、自分の音が80年代の音になってくると理想かもしれないなぁと思いながら、今日も一日をありがとうと感謝しています。