【デザインの新次元】MAZDA『デザインが日本を変える』/前田育男

mazda/デザイン

 

クルマって似たものばかり?

デザインにも色々あるなかでクルマのデザインほど似通ったもの、他の影響を受けるものはないと思います。セレナとノアとSTEP WGNは外見を交換しているだけに見えるほどだし、近年の”アイライン型”のランプなどはアウディのいいとこ取り、あまりの節操のなさに呆れるほどです。

MAZDAの突出

そのなかでMAZDAのデザインは明らかに変わりました。アテンザワゴンをずっと見てきたし、そんなこと分かるのか?と問われば毎週のように関越を行き来するユーザとしては周りのクルマを見ることも愉しみの一つであって、よく見ているつもりなのです。

フォルムと芯

その、しなやかさと豊満さを兼ねそなえたアクティブは国産車にはないイメージ。どうしてそうなったのか、が此の本で理解できました。クルマのスタイルを根本から考え直す数ヶ月の動物映像研究、そこから生まれたデザインのコアとなる[ご神体]の写真を眺めていると、MAZDAだ!とわかります。

ブランドとは

最も響いたのはブランド論でしたね。何がブランドを生むのかの第一原則が「最高の作品を作ること」だということ。自分たちは最高の作品を作ろとしているかということ。価格を引き上げても人のほしがるものを生み出しているかと自問自答しました。此の問いには当然[モノ]だけでなく[コト]も含まれるのであり全てがコミュニケートするという言葉もある通り、誠意のある対応、その企業ならではのサービスも含まれます。そこに最高を求めているかと問われるとまったく及ばないなと。それはそれで良いのだろうけれど、ブランドとはほど遠いなと思いましたね。
[ここに頼めば間違いない]と、ユーザに云われられる。それがブランドなのだろうと思います。そのために必要なことは、限りないユーザ目線ではないかと考えました。これは、ユーザ絶対服従という意味ではなく、また、ユーザの求めていることを調べて反映するということでもなく、”どうしたらユーザが喜ぶかを考え提供できるかを想像し実行していくこと”だと思います。

ユーザ満足もデザイン

これはある種のデザインなのだと。ユーザが気づかないことまで想像して形にしてゆく。そう考えたら自分たちの仕事はとてつもなくクリエイティブな作業ではないかと思えてきました。

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