世の中は自分の思うようにならない海を泳ぐようなもので
それを前提にすれば結構あらゆる事態に対応できるのですが
それでも時々よくわからないケースに出会うことがあります、幸運なことに
レア度で言えば幸運と言っていい。
あまり情緒的な反応をしないよう心がけているのだけど
それはないだろうという気持ちにも時々なります。
そういう時、思い切り正論をぶつけて相手をぐうの音も出ないほど叩きのめしたくなるのだけど
それは結果としてあまりいいものをもたらさない、
というよりオノレワールドの中での自己満足の充足にしか過ぎないのでやりません。
とはいえ社会的な生物なので、意見を集約してゆこうという時に
「私の理想はこうです」
ということのみを表現するだけの行為は
果たして提案と言えるのだろうかと、いい勉強になります。
本人はアイディアを出した、提案をした、それも質のある、自分なりに得意げなのも理解できます。
それは僕も同じだからわかります。
とは言え全体をどう落とし込むのか、それを考えていかないといけないのが大人ですね。
誰もが自分の理想を声高に叫ぶだけなら、誰にでもできるわけで
叫ばれたその理想を誰がどう処理するのか。
そこまで考えてみれば、どうやったらこの考えを伝えられるかと思うわけ。
それくらいできるようにならなければまだ甘いなと。
そういう立ち位置で人の意見とやらを今日は聞いていました。
いい勉強になります。本当にいいケーススタディです。ありがたいよ。