アイスバーン王国の汚名
“パルコール嬬恋”と聞いて第一に思い浮かべるのは”アイスバーン”ですね。少なくとも僕はそうです。自然相手とはいえ、営業スキー場の中ではダントツでアイスバーンとなる率の高いスキー場におもいます。だから、引換券を買っていながら出掛ける機会も無く、せっかくだからこれを機にパルコールとはお別れしようと思って出掛けました(すみません)、僕は本気になった嬬恋を知らなかっただけだったようです。
渋川ICから吾妻川ルートの雪景色
吾妻側沿いからの奥群馬・嬬恋路は草津・野反湖まで出掛けた前回から2回目。野反湖の旅はGWの新緑のなかでしたが今回は3月末だというのに真冬な雪景色でした。旅情の溢れるドライブ..。そのまま嬬恋まで見事に降雪、バラギ高原への上り坂は真っ白で新雪ゆえスタッドレスでも若干ブレる、スタックの恐怖にとらわれる状態。3月だといってノーマルタイヤで来場するユーザもいるようだけれど、雪を甘く見ないほうがいいし、何しろ本当にあぶないです。
雪景色・・何か違うパル・・
そんななか到着したパルコール、今まで見たこの無い雪景色(あたりまえか)。なにしろ、2月のド・シーズンに”大雨”だったことあったので、鼻から信じていません。早速ゴンドラに並ぼうと思ったが、並べない。なんと、ガラガラでした。前回は20分ほども待った順番待ちでしたが、今回はなんと2分。この段階で「今までのパルとは何か違う・・」満足度が上がり始めまして。
そして・・
アイスバーンが”天空片栗粉状態”
しかし!しかししかし!上空コースの雪質が”天空片栗粉”状態..。あのパルコールが、ここまでやわらかな地面になっていいのでしょうか。ここまでエッジの角付けが出来るコンディションで本当にいいのでしょうか!??というほどの超・グッドコンディション。ハイシーズンなみの降雪、積雪に加え、クローズ一週間前ということもあってか人が少ない。平日状態といってもいいほどの余裕。こでは「パルコールの奇跡」だと勝手に呼んでいます。今までのパルの印象がぶっ飛んだ。アイスバーンがない!どこにもない!探してもみつからない!どこ見てもパフパフ新雪祭りじゃ!きづけばそんなハイテンションなのでした。
3月でいい雪に会えるという意味ではたんばらもあります。4月でもパフパフしてたことありました。よろしければどうぞ。
【3月でもいい雪降る】たんばらスキーパークをクルーズ!【Fine snow in March】Tambara ski park Gunma,Japan
プレストで大転倒
パフパフの新雪と荒らされていないバーンに調子に乗っていたら、なんと、新雪の山に引っかかりフロントサイドから谷へ背中で落ちるという失態・・。背中から頭部を打ちつけ、一瞬ひやりとするもヘルメットのおかげで大事に至らず。ヘルメットの大切さを痛感しつつ、しかしカメラが外れている(ほどの衝撃・・)そのときの映像がこちら。
初級者向け緩斜面天国
ゴンドラの並びがなく(全くなし。最短20秒だ)てっぺんまで行くのは休憩時間状態。本当にストレスの無いフリーラン。初めてパルコールの全てのコースを滑走。斜度がない(無さ過ぎる)ところが難なので、壁好きの上級者はにま物足りないと思います。ただ多くのユーザにはそれは贅沢というものかもしれない。初級者は天国ですね、新雪かつ緩斜面天国。
パルコールは前日にたんと降ったか、降っているときを狙うととてつもない奇跡が起こるようです。
樹氷が綺麗なプレストースを滑った記録です。パルコール麓のペンション情報もありますので、よろしければどうぞ。
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